点字とは、指で触れて読む文字で、主に目の不自由な人が使います。
盛りあがった6個の点の組み合わせで文字や記号を表し、左から右へ横に読んでいきます。
そして「ブレイル(Braille)」は、英語で点字のことです。
フランス人のユイ・ブライユという人が1837年に発明し…と、難しいことはさておき、
横2×縦3個の点で「こんにちは」などの言葉や数字を表したものです。
点字を読んだり書いたりできるようになると、目の不自由な人とコミュニケーションしやすくなります。
また、視覚障害について知ったり考えたりするきっかけになりますね!
点字の初心者向けに、読み方のポイントをいくつか紹介した資料を作りました。
「点字一覧表:凸面_読むとき」と合わせてダウンロードしてお使いください。
缶ビールや缶チューハイのプルトップ部分の点字は「おさけ」と書いてあります。
お酒以外の飲み物(ジュースやお茶)と間違わないようにです。
未成年が間違ってお酒をのんだら大変です!
みなさんも点字を見かけたとき、ぜひ触れてみてください。
触れてみると、その小ささに驚くと思います。
もっと目立つようにしてもよさそうですが、「指先で触れる」ことを考えると、ある程度
大きさも限られるのでしょう。
凸面の大きさの規格も決まっているそうです。
下の写真は、ショッピングセンターのエレベーターにあった点字の案内板です。
なんと書いてあるでしょうか?
「ごちゅーい
どあの かいへいじに はさまれないよーに
ごちゅーい ください。 のりおりのときわ
でいりぐちの だんさと すきまに ごちゅーい
ください。 ひじょーの ときわ えれべーたーないの
ひじょー ぼたんを おしつづけて ください。」
通常の日本語表記と異なる点がいくつもありますね!
※見える範囲が狭かったり色の識別がつきにくかったり、「視覚障害」といっても人それぞれです。
また、先天性で見えない人よりも、病気などで中途で見えなくなる人が多いです。
近年では、パソコンやスマートフォンなどの音声読み上げ機能が充実しているため、点字を読めない人も多くいます。
点字について詳しく知りたい方は、以下のページをぜひご一読ください。